2015年1月10日(土)エコール・ド・東山 初め
毎月恒例、文化の日でございます。ひさびさに自転車で京都まで行ったら向かい風でしんどかった…。
- (2015年1月25日(日) 午後10時44分8秒 更新)
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観月橋の手前の小学校で校庭にどんど焼きの準備を発見。すぐそばに河川敷公園もあるのに、住宅地の中の小学校で、うずたかく竹を組んでいることにちょっと驚いた。おおらかでいいと思います。
今月のエコール・ド・東山
先月に引き続き、今月もエコール・ド・東山を聴講して来た。当日のくわしいレポートが本家にあがっていたのでぜひどうぞ。
人を手助けする情報システム―完璧ではない情報技術をいかに有効活用するのか―
本日一本目は宮部真衣さんの発表。で、あえて厳しいことを言うと、ここで自分が作った製品のプレゼンされてもなあという感想。相手が素人ということで、わかりやすい内容をめざしたのだとは思うけれど、予算獲得の為の実績アピールっぽくて残念だった。代表戸締役としては、作ったものが採用されなくてもOKみたいな、そんな悠長な仕事で給料出せるってすごいな、とか余計なことを考えてしまった。
とはいえ、発表内容自体はそれなりにおもしろかったのです(フォロー)。医療現場での外国人との対話を手助けするシステムを提案してみたところ、コンピュータ画面を通じて症状を翻訳するようなものは現場に求められておらず(置く場所もないし、目を見て話せないのはコミュニケーション上問題があるとのこと)、受付の問診を支援するコンパクトな機械が求められていることがわかった、とか。なるほどと思った。
システムの詳細については、「多文化共生センターきょうと」のページ「多言語受付支援システムM3(病院設置型)」で見ることができる。
ほかに、Twitter上の「デマの訂正」つぶやきを収集して、デマの可能性が高いつぶやきを判定する「流言情報クラウド(止まっているようにも見えるけれど、サーバ負荷を軽減するために、誰かがアクセスすると動くような仕組みになっているのかも。しばらくして見に行くとデマの可能性があるつぶやきが表示される。)」についても紹介された。
ともかく、もうちょっと専門的なお話をしてくれてもよかったと思う。先行システムにはこういうものがあって、それはこんなアルゴリズムで動いていて、自分の作ったものはそれを応用してさらにこんな工夫を加えました、というかんじで。パソコン教室とか電気屋とかアポーストアの兄ちゃんがしゃべるようなアプリの説明を聴いてもしょうがないのよ。わしかて、製品機能の解説やら製品開発の苦労話やら、そんなんでよければいくらでもしゃべれるわい。われながら、同業他社っぽい人には妙に厳しい代表戸締役である。
バレエにおける古典の再解釈―より深い人間性の表現を求めて―
二本目は田川千尋さんによる、古典バレエとコンテンポラリーダンスの比較。古典バレエとコンテンポラリーダンスの違いについていろいろ聴いて、そのあと古典バレエと、田川さん一押しの振り付け師マック・エクが、同じ古典バレエに独自の振り付けをしたダンス作品を動画で見せてもらった。
最初にコンテンポラリーダンスを見たら、変な動きにしか見えなかったかもしれないと思う。元ネタを知ると、奇妙な動きが、想いを全身で伝える「言葉」として見えてくる。最近流行りの言い方をするなら、深い深い沼からおいでおいでされたような、そんな発表でした(笑)。
本日のケーキは、パティシエさん曰く「シンプルな」いちごのショートケーキ。なんのなんの、シンプルと言いながらなかなか凝ってる。新鮮で甘いイチゴたっぷりでおいしかった。でも個人的にはショートケーキより甘酸っぱいムース系のケーキが好きです。
今月の京都国立博物館平成知新館
年末行った時より、ズラリ重文ってかんじで、特に近世絵画が見応えあった。毎回絵巻物のコーナーがおもしろい。よく筆であんなに細い線を出すよねえ。毎月展示替えがあって、その度にけっこういいものが出てくるから、これは年間パスポート必須だね。ちなみに見た目のインパクトに定評のある京博のマスコット的存在、宝誌和尚様はしばらくお休みになるそうです。来月は若冲の群鶏図が出るらしいよ。
平成知新館は平常展示なのに侮れない。
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