2014年1月22日(水)AVアンプ「YAMAHA RX-V475」導入記
家にじゃまな飾りと化しているスピーカーがあったので、AVアンプを導入して復活させてみた。
- (2014年1月23日(木) 午前2時23分43秒 更新)
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AV アンプ YAMAHA RX-V475。上に乗っているのは無線LAN増設用子機 I-O DATA Air Port WN-AG300EA。
デジタルテレビがアナログ機器につながらない問題
父上が、高かったんだ、いいスピーカーなんだとしきりに主張し、リビングからの撤去を頑に拒む Sansui の30年前のオーディオセット。
そうは言っても今時めんどくさくてレコードをかけることもなく、カセットデッキはとうの昔に壊れ、CDプレイヤーもゴムバンドが劣化してトレイが開かなくなり、AMラジオはもともと入りにくかったし、最後に残ったFMラジオも街のアナログ共同アンテナがなくなったので、NHK FMか何かしか聴けなくなっていた。
そのうえ2011年に買ったシャープのデジタルテレビは、入出力兼用のアナログ端子がひとつしかなく、入力が別の再生機器にふさがれアナログ出力が不可能。デジタル端子が一つもない、父上ご自慢の古いオーディオセットは、とうとうテレビのスピーカーとしても使えなくなった。
そこでなんとか父上の了解を得て、使わないレコードプレイヤーを押し入れにしまい、壊れたカセットデッキとCDプレイヤーを廃棄した。今ではラジオチューナーとアンプと大きなスピーカーのみリビングに鎮座している。それでも言おう。はっきり言ってじゃま!
そこでデジタル時代に対応できなくなったアンプの替わりに、AVアンプを導入し、ただのごつい飾りと化しているスピーカーを復活させることにした。予算は2-3万。音質で選ぶならプリメインアンプがいいって意見も見かけたけど、どちらにせよエントリーモデルの価格帯、そんなに差があるとは思えない。AVアンプの方が、ラジオだけでなくネットラジオも聴けたり、Air Play 対応で iOS/Mac から音を鳴らせるなど便利な機能が多く、スピーカーが2つしかなくても、使い道がたくさんありそうだ。
で、ネット上の評判を見て、YAMAHA の RX-V475(B) にした。うちで7.1チャンネル使うことはまずあり得ないので、上位モデルはオーバースペック。もともとオーディオセットのアンプとチューナーを納めていたくらいだからラックの高さは十分にあり、薄型モデルも必要ない。安い方で十分だ。むしろ旧モデルの RX-V473 でよかったかもしれない。ただネットワーク機能がほしかったため、最下位モデルは除外した。
ということで今回のお買い物セット。
ちなみにHDMI ケーブルと無線LAN子機はあとで必要なことに気がついて買い足した...。
HDMI ケーブルは必須!
最初、RX-V475 から映像を出力するつもりはなかったから、光デジタル角型オーディオケーブルでテレビからの出力を RX-V475 に入力していたんだけど、細かい設定をするにはテレビに設定画面を表示した方がわかりやすいようだったので、結局 RX-V475 の HDMI 出力をテレビの ARC 対応 HDMI 入力端子から入力することにした。ARC(Audio Return Channel) っていうのは HDMI 入力から逆にデジタル音声を出力する仕組みらしい。
そしたらアナタ、RX-V475 の入力をテレビに切り替えると同時に、自動的にテレビのスピーカーから音がしなくなって、テレビの音声出力が RX-V475 に限定されるようになったじゃありませんか。知らない間にデジタルの世界、進んでました。30年のブランクは短くなかった。
あと、何を勘違いしていたのか、このモデルに無線LANが「内蔵」されていると思い込んでいたんだけどそんなことはなかった。ルータから有線で配線するのはたいへんなので、急遽無線LAN子機を探して、5,000円以下で買える I-O DATA の Air Port 無線LAN子機をみつけた。せめて USB 無線LAN アダプタをつなげられたら安いのがたくさんあるのに…。
ところで、この無線LAN子機にはLANポートが二つあったから、一つはテレビにつないでみた。これでテレビもネット対応だって思ったら、やっぱり動きがカクカクしていて使う気になれない。これはあんまり意味ないなあ。せいぜい色付きボタンでテレビの番組内アンケートに参加できるくらいか。
もしネットワーク対応や機能で選ぶなら、ONKYO の TX-NR626 の方がよかったかなと RX-V475 を買ったあとで思った。こちらは無線 LAN/Bluetooth 内蔵。radiko.jp にも対応している。それと、TX-NR626 はこの値段で、アナログ入力を含め、外部映像入力をデジタル 1080p / 4K にアップコンバージョンしてくれるらしいのがすごい。ビデオデッキや PlayStation2、Wii、古いデジカメなどアナログコンポジット出力しかない機器を複数テレビにつなぎたいとき便利だろう。うちも現状アナログ入力切り替え器で複数のアナログ機器を切り替えているので、それを AV レシーバー(アンプ)でまとめられるのは魅力的だと思った。もう遅いけど。さすが定価8万円。それが3万前後とは、実はかなりお買い得なのかも。
音質とか機能とか
正直音質のことはよくわからない。ただ、(押入れ行きとなった)前の Sansui のオーディオセットからの出力と比べて悪くなったとは思えない。くぐもったかんじだったのが、すっきりクリアになった印象。
実は初めて音を鳴らした時、低音がせず、音がふらふら消えたり大きくなったり、なんだこれ?って思ったんだけど、それはスピーカーの設定をしていないせいだった。左右2チャンネルのスピーカーしかないのに、5.1チャンネルあるものとして音を出していたようだ。設定画面でスピーカーごとにその有無を設定できるようだったけど、めんどくさいかんじだったので、付属の測定用 YPAO マイクによる自動調整を実行した。すると、ちゃんと音が鳴るようになった。
YAMAHA のシネマDSP はなかなか楽しいね(笑)。ホールの DSP を選択すると、本当にホールにいるような音が聴こえてくる。映画をあえてホールの設定で見ると、反響音が感じられて家にいながら映画館にいるみたい。
ただ二つしかスピーカーがないためか、ホール系の DSP のいくつかで、ボーカルや人の声、特にナレーションがものすごく不自然になる。人の声だけを無理矢理デジタルで分離したような、割れた声になってしまう。でも流す曲や映像にあった DSP を選ぶと、音にライブ感や臨場感が出ておもしろい。
まあ父上はイコライザーをいじれないとかなんとか不満を述べておられたけれども、それは iTunes でいじればいいんじゃないってことにしておいた。
というわけで、スピーカー復活作戦、成功です。これでリビングにいる家族が iMac から音楽を流したりネットラジオをつけることに慣れてくれたら、(音がないのがさびしくて?)とりあえずテレビをつけるっていう習慣がなくなるんじゃないかと、ひそかに期待している。誰も大して見たいと思っていないのに、なんとなくテレビがついてるってあんまり好きじゃない。
iPad で radiko から Air Play。iPhone でもできるよ。コントロールセンターの中にある Air Play ボタンをタップすると出力先を選べる。
インターネットラジオは Jazz だけでも数百局。各ジャンルに数えきれない放送局があって、意外に音質がいい。日本の地域FMも多数登録されている。iPad/iPhoneアプリからだと選局しやすい。とはいっても、アプリのくせにラジオ局を検索できないし、インターフェイスがものすごくわかりにくい。iOS らしくなくて、うろうろさせられる。
アプリからDSPを切り替えられる。アイコンがあるだけましだけど、その DSP にどんな特徴があってどういう音声に向いているのかぐらい表示してほしい。インターフェイスがわかりにくく、使い勝手が悪い。とりあえず内蔵機能のリストを呼び出せるようにしました、ってレベルだ。もっとがんばりましょう。。。
iTunes からも簡単に Air Play。時代は着実に進んでたんだねえ。ミニコンポが消え去るのもしょうがない。携帯と携帯からの出力を受け取れるちょっといいスピーカーさえあれば、ミニコンポなんかよりずっと便利に音楽が楽しめるんだから。
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