2013年12月8日(日)第20回 京都東山三十六峰マウンテンマラソン
今年もマウンテンマラソンで走ってきたよ。分不相応のSクラスだったためにどんどん追い抜かれたよ(笑)。
- (2013年12月10日(火) 午後10時33分48秒 更新)
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京都東山三十六峰マウンテンマラソンのハイライト。大文字山からの眺め。うっすら虹がかかっていた。
小雨の降る中スタート
雨が降る予報は出ていなかったのだけれど、京都市内では朝方から小雨がぱらついていたらしい。ただ、気温はそれほど低くなく、たまに雨がぱらつくものの青空も見えていたため、今年はウィンドブレーカーを脱ぐ人が多かった。本部からは、雨であちこち滑りやすくなっていることについて、再三注意喚起があった。
去年3時間12分でまあまあ成績よかったので、今年は Sクラスでスタート。でも、道中抜かれる抜かれる。100人ぐらいにひたすら一方的に抜かれた。その点では抜きつ抜かれつしながら走った去年の方が楽しかったかな…(^^;。Sクラスに入っていたのが分不相応だったみたいだ。
もうすぐスタート。写ってないけど右手のトイレには長蛇の列。最寄り駅のトイレも混んでいるので、乗換駅など現地に着くまでの間にトイレはしっかり済ませておいた方がいい。地下鉄は割と間を置かずに電車があるので、手前の駅で一度降りてトイレに行ってからまた乗るというのもいいと思う。
はるばる来たぜ大文字山
最初の登りは比叡山山麓の急斜面。登りきると今度は、Sクラスや猛スピードで追い上げてきた後続クラスの猛者どもに追い立てられて、谷底の流れに足をつっこんだりしつつ比叡山の山裾を駆け下りた。もちろん道を譲るのにやぶさかじゃないけれど、すれちがうのも難しい山道だから、退避場所がそうそこらにあるわけもなく、遅いなりにイキオイにのって駆け下っている最中に脇に避けるのはけっこう難しい。早くどけってかんじでやんわり文句言われたりして、実力も経験もないのに本気のSクラスに混じるというのはなかなか厳しいものがあった。
比叡山を下りたら今度は大文字山つまりは如意ヶ嶽だ。急な登りが最初の登りよりきつい。ほとんど歩いた。ひーひー言いながら大文字の火床を登りきって振り返ると京都盆地を一望できる。
右奥の宝ケ池から比叡山の裾野を登ったり下ったり、ここまでやってきた。
大文字からの下りでは木の根っこで蹴つまずいてしまった。右足親指を強打したものの、あえて脇のしげみに踏み込んでなんとか転ばずに済んだ。爪が割れたような痛みを感じて、しばらくの間駆け下る衝撃がつらかったけれど、そのうち痛みがなくなった。
そのあと蹴上に下りきって、東山を乗り越しての下りでは、いかにも強そうな選手が血が滴り落ちる膝を抱え道の脇で救護スタッフを待っていた。例年になく壮絶なレースだ。ゴール地点の救護テントには、タイツが鉤裂きになるくらい膝小僧を擦りむいて血だらけになっている人もいた。朝方の雨で転ぶ人が多かったのかもしれない。
この時点では知る由もなかったのだけれど、いっしょに参加したフランス人の友人も、比叡山山麓からの下りで根っこに足を取られて捻挫し、実は既にリタイアしていた。同行していた人によれば、東山の病院へ歩く道すがら、僕らにはわからないフランス語でぶつぶつ悪態をつきながら木を殴っていたという…。ちょっと見たかったな、その珍しいシーン(笑)。
それで彼は骨つぎかどこかに連れて行かれて、足首をゴキュッひねって、はいこれで歩けますって言われたらしい。ゴール地点で会った時、フランスだとこんな治療しないよ!って笑っていた。多少不信感ももってたような気もする。でもフツウに歩いていたから、うまく治してもらったんでしょう。東洋の神秘だね(笑)。
すごいよ!鏑木選手
泉涌寺の手前で最終組の最後尾から出発した鏑木選手が颯爽と追い抜いていった。数秒も並走できない(^^;。なんだろ、楽そうにゆっくり走っているように見えるのにぐんぐん進む。すごいなあ。
ここ数年、京都東山三十六峰マウンテンマラソンでは大会前日に鏑木選手によるトレイルランセミナーを開催しているんだけど、来年もやるようなら受講してみようかな。勉強になりそう。
鏑木選手と気がついて、写真を撮ろうと急いで iPhone を取り出すも、まったく追いつけなかった(^^;。
まだ紅葉がきれいだった
レース中目に飛び込んでくる山あいの景色も楽しみの一つ。紅葉の盛りは過ぎ、やや枯れてきているとはいえ、きりりとした空気と、晩秋の落ちついたたたずまいがいい。
泉涌寺界隈の紅葉。このころになると、去年と同じく階段を下りたり何かを飛び越したりするたびに足がつりそうになった。ときどき立ち止まってストレッチしたり、芍薬甘草湯を飲んだりして、足の痙攣を予防しつつ走った。
伏見稲荷大社にゴール!!
稲荷山のちょっとした登りにもへこたって、歩いて登ったりしていたら、後ろから5分遅れスタートのBクラスで出発したはずの知り合いが追いついてきた。それがちょっと悔しくて最後はがんばって走った。結果、去年より3分遅い3時間15分。3時間切りとか、無茶な野望だったです。
うーん、全然強くならない。太もももふくらはぎもうっかりすると吊りそうだった。普段10キロ程度しか走らないから、30キロになると全然走りきれないな。ぐぬぬ、やはり定期的に30キロクラスを走らないとだめなのか。
今年はなんだか速い人が多かった気がする。まあこれで来年は Sクラスってことはなさそうだ。Sクラスってハガキが来たときはちょっとうれしかったんだけど、走ってみたらそんなにいいものではなかった(笑)。記録を伸ばしたいと思うのは悪いことじゃないけど、それに気を取られるのもつまらない。来年はもっと景色を楽しんだりしようと思う。
あとペットボトル持って走るのもやめようかな。割とエイドが要所要所にあるので持っていかなくてもだいじょうぶそうだ。速い人は、あまり何も持っていない人が多かった。ただエイドのないタイミングでお腹減ってへとへとになることがあるので、スポーツ用のゼリー飲料は一つ二つ持っていった方がいいかなとは思った。
それから正直なところ、ムキムキで屈強な体育会系の方々に追い立てられながら走るのはちょっともうコリゴリ…(^^;。ふだんはプログラム組んだり、漫画とかイラスト描いてる引きこもりオタクなんだからね! ともあれ、体力の限界に挑戦しているかんじがあって、今回も楽しかった!!☆
毎度のことながらゴールの赤絨毯がステキ。今年もスタッフの皆さんのおかげで大きなケガもなく、楽しく走れました。ありがとうございます!
ゴール地点で捻挫でリタイヤし東山から電車に乗ってやってきたフランス人の友人と彼のジョギング仲間に合流。伏見稲荷大社を抜けて、みんなできつねうどんを食べて、ビールで乾杯。
というわけで今日はこれを合計三袋ほどドーピングした(^^;。芍薬甘草湯は足がつるのを防いでくれるだけじゃなく、つったときも三袋ほど一度に飲めば、かなりましになる、と思う。三袋程度なら持病がない限り特に副作用はないみたい(くれぐれも自己責任で)。
東山三十六峰マウンテンマラソンは完走記念品としてけっこういいものをくれる。今年はペットボトルホルダのついたウェストポーチだった。
帰ってから、風呂に入ろうと靴下脱いだら、木の根っこにぶつけた右足の親指の爪が紫色になっていた。痛いなあって思ったらこうなってたか…。無意識に右足をかばってたのかな。いつもは右足の方が吊りそうになるのに、今日は左足の太ももがやばかった。そのうち新しい爪ができてかぽっと取れるんだぜ…(´-`;。
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