2014年10月26日(日)第1回 山村都市交流の森 花背トレイルラン大会
山の中を走って来たよ。
- (2014年10月30日(木) 午後2時32分35秒 更新)
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もうすぐスタート。
快晴!色づき始めた山!予想以上にキツいコース!
正直甘く見てました。ふだん近所の山中を25キロぐらい走ることもあるし、トレイルランの大会は、というよりマラソンの大会は、京都東山三十六峰マウンテンマラソンしか出たことないけど、東山マウンテンマラソンは30キロあるから、それよりは楽だろうと高をくくっていた。出発地点の標高が高い分、逆にそこからはそんなに登らないだろうと想像していた。
ところが全然そんなことはなく、花背トレイルラン大会の方がキツかった。考えてみれば、うちの近所(京都と奈良の県境)で一番高い山はせいぜい500mちょっと。ふだん走っている範囲だと300mぐらい。登りがあるコースと言ってもそれほど急ではないし、登る距離もそんなに長くない。東山マウンテンマラソンで登る、あの毎回キツい大文字山だって標高は460mほどでしかない。標高1,000m近い山の急峻さはレベルが違ったです。
でもその分楽しかった! 幸い晴天に恵まれ、気持ちよく走ることができた。今年は紅葉が早めだったので、景色もすばらしかった。今回は、例の帽子マウントアクションカムで撮影しながら走ったから、(あまり見やすい映像とは言えないけど、)見てみると雰囲気がわかると思う。京都は街中からすぐ北にこんな自然豊かな場所があるのがいいなあ。
ただ、帰ってから再生してみて気づいたんだけど、汗ですべりやすくなると重みでだんだんカメラの角度が下を向いてしまうし、疲れるとどうしても俯き加減になるから、地面ばっかり映っている。残念だ。もうちょっとカメラを上に向けないとだめだね。角度調整といい角度を保つのが難しい。
予想よりも早くバッテリーが切れたので途中10分ほど抜けているものの、最初から最後までほぼノーカットで加工なし。
途中足が吊りかけて一休みしている間にバッテリーが切れたみたいだ。2時間もたないとは思わなかった。手振れ補正があるとは言えかなりぶれるので、ずっと見ていると気持ち悪くなると思う。どんなかんじだったか、とばしとばし見るのがよさそう。あと、おっさんがゼーハー言ってるのを聴くのもなんなので、音声を切って見るのがオススメです…。
本当はGPSを合成したり、早回し版を作ったりたかったんだけど、元映像の容量があまりに大きくて、手持ちの環境ではソニーの動画編集ソフトがフリーズしてしまったので断念した。うちの環境では音声を一部編集して再エンコードするだけで、十時間はかかりそうだった。
峰床山山頂(970m)
愛宕山をいっしょに登った鬼コーチ(笑)には、できるだけ長くついて行きたかったんだけど、出発してすぐの登りであっという間に引き離されてしまった。最初のピークを越えて尾根筋を下りきった谷の、山道と林道と交差するあたりに、最初のエイドがあった。
クリームパンをスポーツ飲料で流し込んで、先を急ぐ。杉林を抜け低い尾根を越えると、八丁平に出た。平らに開けた谷底が美しい湿原となっていて、ところどころに架けられた小さな木橋を渡りながら色づいた森を走り抜けていく。今回のコースで一等気持ちのいい区間だった。
八丁平を抜けると峰床山への登りとなる。これがまたキツくて、頂上の少し手前で右足のふくらはぎが吊りかけた。筋肉がひくついてちょっとしたきっかけで本格的に吊りそうだった。斜面の中腹でしばらく一休みするはめになった。
峰床山山頂(970m)。そろそろ後半戦に入っているだろうと思っていたら、ここはまだ中間点よりも少し手前だった。
二つ目のエイド
峰床山の山頂から林道へ下りて、さらにコンクリートの急な坂道を下りに下ると二つ目のエイドがあった。冷やし飴がおいしかった。
クマ出没注意!? このあたりにはクマがいるらしく、クマ除けの鈴を鳴らしながら走る人も多かった。この近くには、苔むした木の鳥居があって、歴史の古い土地ならではの風情を感じた。そういえば、山村都市交流の森入口の川に大きな岩があるんだけど、そこにも小さな鳥居が立っていた。古い信仰が今も息づく土地なんだろうと思う。
三本杉
二つ目のエイドから林道をしばらく登ると、「三本杉」というこの近くにある峰定寺の神木がある。この三本杉からの最後の急登がめちゃくちゃきつかった。登りきったと思ったらまだ先がある。一度某鬼コーチの真似をして、手を叩きながら、後続に登りきったことを伝えて励ましてみたんだけど、実はまだ先がありました。嘘つきました。
途中でバテて、参加者に配られたどろっとした補給飲料を飲んだ。やたら甘くて濃厚なドリンクでこれでかなり元気が出た。身体に栄養が染み渡るかんじがした。人間の身体は正直だ。
iPhoneのパノラマ撮影で撮ってみたけど縦向きだとうまく撮れない。
別の角度から見ると三本あるとわかる。
表彰式
ゾンビのようにふらふら歩きながら、三本杉からの急登を登りきると、あとはゴールへ向かって下るのみ! これがまた長かったんだけど、ゴールする頃には少し元気を取り戻していて、最後は調子に乗ってダッシュした。結果は、3時間48分。こんな長くかかるとは。。。一緒に参加したメンバーのうち先行組から20分は遅れていた。次回東山マウンテンマラソンでは、もう少し長くついていけるといいな。
ゴールでいっしょに参加したみんなと合流して、参加者にふるまわれたあったかい汁ものをいただいたりしていると、表彰式が始まった。一位のひとはなんと2時間17分でゴールしたらしい。すごいなあ。信じられない。
正直を言えば、大勢で競い合いながら走るのはそんなに好きじゃない。今日も前後誰もいない時が一番楽しかった。前を走る人の存在や、後続に追われていることを、少しも意識せず、ただ自然の中を走る方が気持ちいい。
でも、普段、こんな自分の体力ぎりぎりのことをやれるかと言えば、何かあったとき一人じゃ危ないから難しい。ある程度安全を整備してもらった環境で、何かあった時のことをあまり心配せずに、思う存分走れるというのはありがたいことだと思う。それに、たまにはタイムを計ってみるのも悪くない。
参加者人数の規模も340人ぐらいと多すぎず、終わった後には、軽食の屋台やお風呂もあって、いたれりつくせり、着替えになるTシャツまでもらった。スタッフのみなさんに感謝。
(お風呂で首筋がざらざらすると思ったら、汗が乾いて塩の結晶が砂粒みたいになっていた。お風呂があってほんとよかった!)
秋晴れに恵まれ身体をめいっぱい使って心底気持ちいい一日を過ごせた。誘ってくれたみなさん、ありがとう!!☆
男子総合の表彰式。みなさん、このあたりで収穫された新鮮な野菜を詰めた特製野菜ボックスを受け取っていた。
女子総合の表彰式。
コースデータ
最大標高差 | 581m |
平均斜度 | 全体:0.1% 上り:9.8% 下り:10.6% |
獲得標高 | 上り:1142m 下り:1130m |
Map.
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